実現できるか?

2015年10月30日

足場を解体後の作業というと、オール電化であればエコキュート設置・建物の外回りの水道の
給排水工事の接続・雨水工事・左官工事・外構工事があります。
その前にやらなければならないのがゴミの片付け・シートの片付けです。
昨日と今日は最後の仕上げ前の整理。
それから建物の完了検査を受け、検査済証の発行を待ちます。

さて、建物のプランの打合せを進めていくうちに、夏のクーラーは苦手で極力使いたくないけど
熱中症が怖い。ということもよく耳にします。

住まいをつくるには夏を旨とすべしとは兼好法師の言葉ですが、確かに昔の風俗画などを見ると
夏は男も女も薄着で気怠そうに暑さに耐えています。

地球温暖化が危惧されるずっと昔から、やはり日本の夏は蒸し暑く凌ぎにくい季節だったようです。
江戸時代の人々よりも快適さに馴染んだ私たちにとって、暖冷房をしない生活は考えにくいものです
しかし、夏涼しく冬暖かく過ごせる家が実現して、エアコンは最小限の使用で済むならば、
声高に省エネを叫ばなくても、高価なエネルギーを無駄に使う人はいなくなるのではと思います。

気流止めが大事

2015年10月29日


ここのところ雨降りも少なくて現場のほうは助かっています
特に足場の解体までの工程には気をつかって工程を組み段取りをします
近年の長雨、大雨に関しては、正直お手上げ状態で・・・少し余裕をみたつもりでも
工期がぎりぎりになることがあります

さて、現在すんでいる家がどのような断熱を行っているかを判断する場合
「いつ頃建てた家か」だけで判断することは困難です
一般的には住宅取得時に手渡された設計図面、住宅金融支援機構の
融資内容、住宅性能表示を受けているかどうかで判断します
例えばリフォームを行う部屋の外壁、床、屋根に施工されている断熱材を交換したり
増やしたりする方法が一般的です
しかし、外壁などを壊さないため断熱材を施工出来ないようなリフォームの場合でも
床下や天井裏に気流止めだけでおも施工すると効果があります
なぜなら、平成11年以前には北海道以外の地域で気密住宅の判断が行われていないからです
そのため古い建物には気流止めがないと考えられます

壁の中に断熱材があっても気流止めがないと
壁の中に上昇気流が発生し床下からの冷気が壁内に侵入し
断熱材の性能が発揮されにくいことが分かっています
さらに、それらの冷気が室内に侵入すると隙間風の原因になります
気流止めの設置は外壁と床下や天井裏の取り合い部の隙間に
断熱材を丸めて押し込んだり、木などで隙間を塞ぐ工事ですので
床下や天井裏に人が入れる空間があれば施工ができ
リフォームをする際に壁内気流止めだけでも施工すると効果があることが確認されています

命を守る住まい

2015年10月27日


10月も残りわずかになり紅葉前線も近づいている朝夕です

さて、住まい手にとって現在住んでいる住宅を今後どうするかは大きな問題となります
まずは水回りか外回り(外壁、屋根)を中心にリフォームを行うのが一般的です
しかし、これからも長く住むためには内装や設備だけでなく
いつ頃建築されたかを考え今後、今に必要な性能を考える機会にしたいものです

家の性能として真っ先に頭に浮かぶのが耐震性かもしれません
建築基準法の大きな変化は特に昭和56年と平成12年です
この年に大きく耐震基準が改定されました
昭和55年以前の建物では基礎に鉄筋が入っていないと予想されますから
大きな地震がくると建物の倒壊危険性が高いと考えられます
建物の最も重要な機能は、住んでいる人の命を守ることです
耐震性に劣ると判断され、軽微な対策で不十分な場合にはリフォームする部屋に
シェルターのような耐震性の高い部分をつくったり
リフォームでは無く建て替えを検討することも必要になります
もうひとつ考えておきたいのは室内の温度です
最近の研究では住宅の断熱性能を高めることにより脳卒中や高血圧といった
循環器系の障害リスクが低減されることが分かってきています

断熱改修するなら?②

2015年10月25日

今朝、家を出て事務所へ向かうバイパスから快晴な青空にうっすらと雪化粧をした
富士山がくっきりと見えました。
何か良いことがありそうな予感を感じました。

ところで、そろそろ寒くなってくる時期ですので断熱リフォームについて書きます。
新築の場合は、住宅全体を断熱された壁や天井・床・窓などの部位(断熱層)を
隙間なく覆うことが基本になります。
リフォームにおいても住宅全体の断熱性能を見直して断熱改修をするrことが理想ですが
改修にかかる費用の問題(断熱改修は新築時の断熱工事より多額の費用を要します)や
工事のための室内の家具移動、住まいながらの工事が煩わしいなどの問題があります。

柱・梁などの構造体だけを残したスケルトンリフォームなど大掛かりなリフォームでは
新築同様の断熱工事が可能ですが、多くは住宅全体を断熱改修することは困難を伴います。
住宅全体を断熱改修するという方針だけでは、コスト面から結局何もしないことになってしまう
こともあり、
 ・断熱改修を必要としてる部屋に限定した(部分空間改修)
あるいは
 ・改修効果の大きい部位を優先的に改修する(一部の部位の断熱改修)
なども選択肢に入れておくことも大切だと思います。

断熱改修するなら?

2015年10月23日

このところ曇りがちな天気ですが、静かで平穏な毎日が過ぎています。

ところで、屋根が無断熱の場合、夏場の日射によって熱くなった屋根材の熱が
屋根裏に伝わり、屋根裏が外気温よりも暑くなります。
屋根裏が猛烈に暑くなると、2階を冷房していても屋根裏からの熱で室内が暑くなってしまいます。
無断熱もしくは断熱性能が低い場合は、屋根か天井の断熱改修が有効です。
隅ながら断熱改修する場合は、屋根断熱が最初の選択肢となります。
屋根裏を活用する場合も屋根断熱を選びます。

また、天尿断熱も夏の暑さ対策に有効です。
天井の断熱改修はグラスウールが一般的ですが、セルロースファイバー等を
ブローイングで吹き込む方法も多く施工さています。

今後、断熱パネル等で壁と天井を内張りするケースも施工性が良いので増えると思われます。

排水管の詰まり

2015年10月20日


身体を動かしていると汗ばむくらいの一日でした

先週の土曜日にユニットバスを設置したお客さまから浴槽の排水が流れないという連絡が入りました
何が原因かな?っとユニットバスの業者さん、解体した時の職人さん、水道屋さんに連絡をして
色々考えて、昼からの仕事を少し延期して頂きお客さまのところへ伺いました

原因はなにか?浴槽から排水が流れない!
まず、考えられるのはユニットバスの排水のトラップと外排水のトラップがあり
ダブルトラップになっている所でした(下水の臭いが上がらないようにしたもの)
それから、浴室を解体工事をする時排水管に封をしないで
詰まらせたかのどちらかだと思い、職人さんにも確認をとっておきました

まず、ダブルトラップの解消の為の通気(排水管が外部の空気と接することにより排水が流れるようにするもの)を
設置することにしました
水道屋さんに少し排水管の際に穴を掘ってもらい既存の排水管を切断しました
すると、ドット排水管の中から髪の毛等のゴミが出てきます
再度、浴槽の栓を抜いてもらうと勢い良く流れ、他のゴミは出ません
予定通り通気を取り付けて一件落着でした

現場では何が起こるか分かりません
確認!確認!の大切さを再確認した1日でした

窓は「壁に空いた大きな穴」

2015年10月19日

青空と自然の紅葉が醸し出す一体感は素晴らしいものがあり
年に一度はどこかに行ってみたいと思います。
しかし、なかなか天気・時期・休みが一緒になりません・・・

さて今日は窓の性能の現状について書きます。
夏の冷房時は外から入ってくる熱の7割以上が窓から、冬の暖房時に家の中から出ていく
熱の6割弱が窓からというデータもあり、窓は「壁に空いた大きな穴」です。

窓の性能は熱貫流率:u値(w/㎡k)で表されます。
数値が小さいほど熱の移動を妨げることができ高性能です。
大半の既存住宅の窓は、アルミサッシ + 単板ガラスですが、その熱貫流率は6.5です。
現在建てられている住宅の壁の熱貫流率は0.5程度なので、
窓はまさに「壁に空いた大きな穴」になります。

経済産業省が定めた窓の断熱等級の最高レベルは、熱貫流率2.33以下です。
欧米では熱貫流率1~2を求めている国が大半ですので、日本の等級は大甘だと言えます。
ただし、近年メーカーが積極的に熱貫流率1以下の高性能樹脂窓、手軽な窓リフォーム製品を
投入して断熱性能の可能性が広がっていると言えます。

省エネ基準

2015年10月17日


日曜日は車が少なく静かです
時々車のドアを閉める音が気になるくらいで気分が安らかになりホットするひと時です

今日は省エネについて書きます
省エネするほど省光熱費になり、住み手にとっては具体的なメリットになります
もちろん、どのレベルで断熱性能を、どの範囲まで行うかによっても省エネ、省光熱費メリットは変わってきます

予算と省エネ、省光熱費のバランスのとり方が断熱改修のポイントのひとつになると思います
Q値(注1)や一次エネルギー消費量の表示をしてみるのも一案かと思います

国土交通省の「低炭素社会に向かう住まいと住まい方推進会議」の資料では
無断熱住宅を次世代省エネ基準レベルまで断熱改修するとエネルギー消費量を約6割削減できるとしています
光熱費についても無断熱住宅の年間暖冷房費が13万3000円だったのに対し
次世代省エネ基準にすると5万2000円になり、年間8万1000円の削減となります
10年だと81万円20年だと162万円になります
ただし、同じデータで平成25年基準の年間光熱費は年間7万5000円とされており
次世代省エネ基準(平成11年基準)との差は年間2万3000円です
予算とのバランスの取り方が問題になると思います

(注1)Q値・・・熱損失係数

ヒートショック予防

2015年 10月16日

久しぶりの雨降りだった気がします。
少し肌寒いのですが、畑の白菜・キャベツ・ブロッコリー・カブは特に生気が感じられ
みずみずしさが伝わってきます。

今日はヒートショックについて書いてみます。
断熱改修によって温熱環境を改善することで、健康長寿に貢献できます。
その筆頭がヒートショックの予防です。
ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動する等によって起こる
健康被害です。
特に冬場、暖かい居間から洗面所や浴室に移動したとき、暖かい布団の中から寒い寝室
トイレ等に出た時に発生します。
高齢者に多く、血圧の上昇によって心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性があります。
東京都健康長寿医療センター研究所では、2011年の1年間で、約1万7千人の人が
ヒートショック関連で入浴中に急死をしたと推計しています。
その数は同年の死亡交通事故による死亡者4611人を大きく上回っています。
寝たきりになるケースも多いのですが、その場合家族の負担は重くなります。
増え続ける医療費負担の国の財政を圧迫しているということです。
また、長期にわたって低温にさらされた人体が徐々に抵抗力を失い病気になりやすくなることも
広義のヒートショックで、こちらも今後課題になりそうです。

断熱改修で温度差と低温を解消することは、ヒートショック予防に有効で居間・寝室・洗面脱衣所
浴室・トイレの断熱性能の向上と暖房が基本となります。

体感温度

2015年10月15日


少しづつですが気温が下がっているのが日々わかります
そこで体感温度について書きます

体感温度とは実際に感じる暑さ寒さのことです
感じ方は風や太陽、湿度などによって変わりますが
同じ気温でも風が吹いていれば、夏は涼しく感じたり、冬は寒く感じます
その感覚を加味したのが体感温度で、それによって感じる快適さも変わります

室内でも風や太陽、湿度、温度によって体感温度も変わります
なかでも体感温度を左右する大きな要素が床、壁、天井の表面温度です
冬場の室温は高くても表面温度が低いままだと体感温度は低くなり快適になりません
表面温度を高めるには、床壁天井の断熱性能を高める断熱改修が有効です

体感温度は(表面温度+室温)÷2で求められます
断熱性能が低く表面温度が10℃で室温が20℃の場合、体感温度は15℃です
断熱性能が高く表面温度が18℃の場合の体感温度は19℃です

これを考えると表面温度が快適性を左右することが良く解りますね

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