三渓園

2015年9月4日


20年振りくらいで横浜の三渓園(さんけいえん)に散策に行ってきました
最近はボランティアのガイドさんがいて
内苑の建物の説明から外苑の建物の説明を歩きながらしてくださいます

20年前に見た時の印象を思い出しながら見学しました
内苑では数寄屋風書院造りの別荘建築である臨春閣(りんしゅんかく)の華麗な姿が
素晴らしく、建物の回りの庭園とのバランスが何ともいえないくらいでした

外苑では旧矢箆原家(旧やのはら家)住宅が印象的で飛騨白川郷にあった
合掌造りの住宅を移築した建物です
式台玄関や書院造りの座敷など農家ながら立派な接客の空間を備え
お寺に用いられる火灯窓がつけられるなど飛騨の三長者の一人ともいわれた
矢箆原家の豪勢ぶりがうかがわれました

現存する合掌造りでは最大級の民家だそうです
屋内では飛騨地方で使われた民具を展示している他
囲炉裏では毎日薪がくべられていて、黒光りした太い柱や梁が見事に見え
煙の臭いが昔の生活を彷彿とさせてくれました

建築を勉強中の娘もかなり勉強になり楽しめた様子でした

sankeien-1.jpgsankeien-3.jpg

sankeien-2.jpgsankeien-4.jpg

キッチンの配置・・・つづき

2015年9月1日


一日中雨が降ったり止んだりで夕方一時土砂降りになりました
心配しましたが大事には至らなく一安心です
一年中で神奈川県の降雨量は9月が一番多いので注意が必要です

昨日に続きます
キッチンは主婦にとって大切な空間です
そのキッチンで効率良く調理できるかどうかは
冷蔵庫、調理台、そしてシンクとコンロの配列にかかっています
その他にキッチン内部のレイアウトも大切ですがキッチンからダイニングへの関係
また、ユーティリティーへの動線なども利便性に大きく関係してきます

例えば、L字型シンク、調理台、コントを配置し反対側に冷蔵庫と棚を
造り付けた場合、正方形に近いプランになるので中央に空間ができるため
そこには配膳スペースとして使える小テーブルや家事机を置いたりできます

ダイニングとユーティリティーが隣接していれば動線が単純化され
機能的で使いやすいキッチンになること間違いなしです

キッチンの配置

2015年8月31日


今日で8月も終わりで夏休み明けなのか小学生の通学姿がアチコチで見られました

さて、キッチンの動線と使いやすい高さに関して昨日少し書きましたが
もうひとつ、作業効率の点で重要なのが調理台や収納棚の寸法です

独立したキッチンにおけるプランは、冷蔵庫、シンク、コンロなどの配置により
大きく4通りに分類できます

1)全てを縦1列に配置した「1列型」
2)向かい合う2列に配置した「2列型」
3)2面の壁沿いに配置した「L型」
4)3面も壁沿いに配置した「コの字型」

住まい全体のプランニングや敷地条件も考慮すると
キッチンの位置と広さ。窓の位置などによって配列は限定されますが
使いやすさやお客さまの好みによって決定すると良いと思います

生活動線の大切さ

2015年8月29・30日


8月の現場見学会は例年ならば暑いのですが
今年は涼しく、見学会の2日間を過ごすことができました
また、お施主さまやご来場いただきましたお客さまには心から感謝しております
完成見学会の時は、より素晴らしい質感を感じられるように仕上げたいと思っております

さて、平面構成で家の中をぐるりと回遊できるプランは住みやすさを感じます
日常生活のなかで使える動線が複数あるので人同士が鉢合わせしにくいことに加え
様々なアプローチが生活に変化を生むからでしょう
この回遊するサークルが幾重にも描けるプランほど快適で生活が楽しめそうです

簡単に言えば、反対側の端に行く時、左右どちら回りでも到達できるなら
二通りの行動体験ができるということです
さらに意志を持たない光や風の場合、その季節によって動きが変化しますが
多彩な動線のおかげで明るさや通風が奥にまで届くと思います

また、同時に生活の気配も回遊するので
いつも家族に対する意識を感じることができ、気持ちを共有できると思います

キッチンは体型に合わせて

2015年8月27日


8月も残すところあとわずかです
そういえば、小学生の姿もまばらです
きっと夏休みの宿題に追われているのかもしれません

今日はキッチンの動線と使いやすい高さ寸法について書いてみます
キッチンでの作業の効率性を高めるためには調理台、シンク、コンロなどの
配置によって決まる動線が重要になります
調理の基本的な作業動線は、準備から調理、配膳へという流れになります
この流れに沿って効率よく動けるように機器を配置することが重要です

家全体のプランニングや利き手が右か左かにより
動線が逆になる場合もあります
また、ワークトップの寸法は一般的には85cm奥行きは65cmですが
大型化する傾向にありますが、体型に合わせた寸法で作るのが最高です
作業効率を判断する物差しの一つに作業のトライアングルがあります
冷蔵庫(ストック、準備)とシンク(準備、調理)そしてコンロ(調理)の関係です
この3つの位置と距離は作業効率に大きく影響してくるため
十分な配慮が必要になります

居住性の善し悪し

2015年8月25日


昨日の夕方から今朝にかけて肌寒いくらいでした
日中も湿度は上がらず涼しい風を受け心地よく過ごすことが出来ました

居住性の善し悪しを判断する材料の一つに家のなかを回遊できる動線が挙げられます
回遊性があることで生活にストレスを感じないばかりか
暮らしに愛着を持てるようになります

具体的には各部屋へのアプローチに複数の選択肢があること
動線の良さだけでなく、風が通りやすい空間構造であること
さらに、採光、通風においても風と光を回遊路によって奥の方へ
導きいれられることが重要になると思います

例えば複雑な機能性が求められない山荘等は単純明快なプランで
キッチン、階段、ピットをまとめたコア部分を中心に
ぐるりと回遊できる空間構成が可能になります
また、トップライトをもった吹抜けの階段室を中心にリビング、和室、ユーティリティー
キッチンを回遊出来るプランにすることも可能になります

それと、吹抜け空間を回遊できるため
場所によってそれぞれ違った視界になるのが楽しくなること間違いないと思います

住環境と有病割合

2015年8月24日

朝から涼しい風が吹き、秋が近づいているのを感じます。

さて、健康と住宅の関係性に着目した動きが本格化しています。
国土交通省は昨年度から建物の断熱性と居住者の健康状態の関係性を検証する
「スマートウェルネス住宅モデル事業」を開始しています。
断熱性の高い住宅に住むと健康にプラス効果があることがわかってきたそうです。

法政大学デザイン工学部建築学科の川久保先生が行った調査によると
生活者ができる簡易なチェックリスト「CASBEE健康チェックリスト」で
性能が高いと判定される住宅に住んでいる人と、性能が低い住宅に住んでいる人では
健康状態に違いが出て、性能の低い住宅に住んでいる人の方が有病割合が高いそうです。
疾患の種類により有病割合の差はあるものの、住環境の状態が向上するほど
疾病別の有病割合が低下し、健康な割合が増加する傾向がみられたそうです。
上位グループは、下位グループに比べ1.4割程健康でいられる確率が向上するということです。

換気の重要性

2015年8月23日


お盆休みも終わり、小中高生の夏休みも残り1週間程になりました
朝晩涼しくなり夏の終わり独特の寂しさを感じます

ところで、「換気」とは室内で発生する水蒸気、建材や臭いなどの汚染物質を排出し
人が暮らす居住スペースに新鮮な外気を供給することを言います

換気の範囲によって「全般換気」と「局所換気」に
換気方法によって「自然換気」と「機械換気」に分かれます

機械換気は給気と排気の両方にファンが付く場合を「第一種換気」
給気だけにファンが付くのを「第二種換気」
排気だけにファンが付くのを「第三種換気」として3種類の方法に分かれます

一方「漏気」とは
風や建物内外の温度差により躯体の隙間や窓の隙間などから
室内に流入、流出する空気のことを言います
これは良く隙間風と呼ばれるもので換気とは区別して考える必要があります
住宅の気密性能を上げることで「換気量」を減らすことはできませんが
「漏気量」は大幅に減らす事ができます
住宅の気密性能が低いと意図した換気経路が確保できず
室内の空気質は悪化する可能性があります

このことから省エネ性が高く居室温熱性能の質を向上させるためには
「換気」を適切に確保しながら、「漏気」を減らすことが大切です

わかりやすい表示方法を!

2015年8月21日

今日はお客様のご協力を頂き、午前中に2件ほどカメラマンと建物の室内・室外の
写真撮影に行ってきました。
出来上がりが来週中というので楽しみです。

さて、平成25年度の省エネ基準の改正に合わせて、住宅の省エネ性能を示す
第一次エネルギー消費量等級と躯体の断熱性能を示す断熱等性能等級に改定されています。
第一次エネルギー性能等級の最高レベルは認定低炭素住宅レベルの等級5であり
断熱等性能等級の最高レベルは、平成25年省エネルギー基準レベルの等級4となりましたが
非常にわかりにくい表示方法です。
一般の方はもちろん建築の仕事に携わっている人ですらわかりにくい表示方法です。

欧米では、住宅の省エネルギー性能を示すルールが定められており
合わせて専門家でなくてもわかりやすい表示システムが構築されています。

日本も早急にわかりやすい表示方法にして頂きたいと思います。

床下の空間はどっち?

2015年8月20日


昨日の雨で涼しさも感じた朝です
熱いのは高校野球の方でした
結果は東海大相模が10-6で仙台育英に打ち勝った試合で
仕事をしながらチラチラTVを見ちゃいましたが
「素晴らしい試合だった」という一言につきました

さて、床まわりの断熱には床下を「室内」と考える方法と
「屋外」と考える方法の二つがあります
前者が基礎に断熱材を施す「基礎断熱」で、後者は床に断熱材を施す「床断熱」です

基礎断熱は1990年代に北海道で研究が始まり
北海道から東北へと普及し、2012年度に住宅金融支援機構の
フラット35を利用した住宅での採用率は北海道が50%程、東北が23%弱で
首都圏は11%という数字で採用率は増加傾向にあります

床断熱は床下に外気が入ることで春から夏にかけて
床下が高湿になりやすく、基礎断熱は床下に外気をいれないので
その問題が生じにくい利点があります
その他にも、外気に接する部分が基礎の立ち上がりだけなので
熱損失が少なく気密施工が比較的容易な面がありますが
床下が室内となるので薬剤などによる防蟻工事をしにくい事や
床下換気口を設けないので材木等が放湿する水分が逃げにくいこと等があり
注意が必要です

ページの先頭へ

お問合せ・資料請求