断熱性能と日射遮蔽性能

2015年7月27日

事務所に7:30に着いたら、室内の温度計が軽く30℃を超えています!
連日の猛暑に気合を入れて現場へ向かいます。

さて、断熱性能を強化した住宅は高断熱化により排熱が少なくなります。
いわゆる「熱籠り現象」によって暑くなる。という話を耳にすることがあります。
例えば、日射遮蔽性能は同じで、断熱性能だけを向上させたときの冷房負荷は
断熱性能が高いほど大きくなります。

断熱性能とともに日射遮蔽性能も向上させた場合の冷房負荷は、
両方の性能を向上させるほど大きく減少します。

暖房期では断熱性能を強化することが省エネで暖かい住宅をつくるのに最も有効になります。
冷房期ではそれに加えて日射遮蔽性能を向上させることで
暑い夏も省エネで涼しい住宅とすることが可能になります。

アルミサッシのお掃除

2015年7月25日

毎日暑い日が続きます。
こんなとき、夏休みを利用して自宅のアルミサッシ・網戸などを点検したり
清掃・修理をしてみませんか?

〇アルミサッシについて
 ・ホコリはそのままにしておくとサビの原因になるので、乾いた柔らかい布で拭きます。
 ・ひどい汚れは住居用洗剤で拭き、さらに水拭きをしてかわいた布で拭き取ります。
  (アルカリ性や酸性・塩素系の洗剤の使用はサッシの変色の原因になるので避けます)
 ・海岸地方や湿気の多い地方のサッシは傷みが早いのでこまめに清掃します。

〇樹脂サッシについて
 ・お手入れはキズを避けるため、布やスポンジのような柔らかいものを使い、金属ブラシや
  金ベラは使用しない。
 ・中性洗剤で定期的にお手入れをします。
 ・ひどい汚れは中性洗剤・アルカリ性洗剤を薄めた液で拭き、さらに水拭きをして乾いた布で
  拭き取ります。

〇サッシの窓枠のレール部分にゴミなどが溜ると開閉に支障をきたすので、サッシブラシを使い
 定期的に水の清掃をします。

〇サッシの止め
 ・お手入れなどのためにサッシ戸を外した場合、再び窓枠に取り付ける際には必ず外れ止め部品
  を調整してください。
  また、日常使っている間でも外れ止め部品がずれることがあるので、この場合も調整が
  必要です。ドライバーで外れ止め部品の調整ねじを緩め、開閉に支障のない程度外れ止め部品  を上げます。
 ・調整ネジをしっかり締めて固定
  調整方法は貼付けしてある表示ラベルなどで確認をしてみてください。


清掃は朝の早い時間か夕方の涼しい時が良いと思います。
私も今年こそはと思っています!

洗濯動線

2015年7月24日

現場を回っていると出会う職人さん皆汗がダラダラです。
熱中症にならないように気をつけなければなりません。

毎日のように行う洗濯は、家庭の奥様にとってはラクに済ませたい家事のひとつです。
例えば、洗濯機から物干し場が離れていると、水を含んだ重たい洗濯物を
運ばなくてはなりません。
上下階の移動があるとそれだけで大変です。
また、洗濯物を取り込んだ後はたたむ・しまうという作業があります。

間取り計画の際には「洗濯」→「干す」→「取り込んでたたむ」→「収納する」→「着替える」
の一連の流れを頭に描きながら、できるだけ移動が短くて済むような配置を考えると良いです。
さらに干す場所は室内にも設けておくと雨天時や花粉の季節に助かります。
外でも屋根がかかっていると急な雨に濡れなくて済みます。

洗濯物は居間からも外からも下着などが丸見えにならないような配慮が必要です。

補助事業進行中です

2015年7月23日


朝から雨でさほど気温が上がらず風もあり
真夏にしては過ごしやすい1日でした

さて、省エネ住宅ポイント制度や地域型住宅グリーン化事業など
今年度も多くの補助事業が動いています

新築住宅の補助対象は長期優良住宅と
省エネ住宅(認定低炭素住宅、ゼロエネルギー住宅)となっていて
地域型住宅グリーン化事業は昨年までの「地域型住宅ブランド化事業」と
「住宅のゼロエネルギー化推進事業」の2つを統合した制度です

地域型住宅グリーン化事業を活用するには
「地域型住宅」の共通ルールをつくるグループに参加することが必須条件で
複数のグループに参加することも可能です
井口住研も2つのグループに所属しております

設計、施工、監理においては「省エネルギー施工技術講習」の
修了者が関わることが必須条件となっており
着工時期については
「長期優良住宅、認定低炭素住宅」についてはグループ採択通知の日付以降
「ゼロエネルギー住宅」は交付通知の日付以降と申請対象によって異なるので注意が必要です

井口住研も現在、グリーン化事業対応の長期優良住宅の現場が進行中です
構造見学会が8月29日(土)と8月30日(日)にあります

漏気を減す

2015年7月21日


梅雨明け後の連日の猛暑
本格的な夏を感じます

建物の外部と室内で生じる意図しない空気の入れ替えを漏気といいます
「換気」とは、室内で発生する水蒸気、建材や臭いなどの汚染物質を排出して
人が暮らす居住スペースに新鮮な外気を入れることです

換気の範囲によって「全般換気」と「局所換気」に
換気方法によって「自然換気」と「機械換気」があり
機械換気は給気と排気の両方にファンが付く場合を「第一種換気」
給気だけにファンが付くのを「第二種換気」
排気だけに換気が付くのを「第三種換気」とし3種類の方法に分類されます

一方「漏気」とは、風や建物内外の温度差により建物の隙間や窓の隙間などから
室内に流入、流出する空気のことで。一般的には「隙間風」と呼ばているもので
換気とは区別して考える必要があります
住宅の気密性能を上げることで「換気量」は減らすことは出来ませんが
「漏気量」は大幅に減らすことができます
住宅の気密性能が低いと意図した換気経路が確保できず
室内の空気の質が悪化することがあります

このことから省エネルギー性が高く、居住温熱性能の質を向上させるためには
「換気」を適切に確保しながら「漏気」を減らすことが大切なことです

防犯のすすめ

2015年7月18日

なかなかハッキリしない空模様です。

さて、そろそろ夏休みですので防犯に関して書いてみます。

住まいの防犯には、狙われにくく侵入されにくくする工夫が大切です。
戸建住宅の場合、泥棒は窓から侵入することが多いので、まずは侵入経路を断ち
サッシやドアまわりの対策が重要です。

・侵入者は光を嫌います。外灯がない・または少ない場合には人を感知して点灯する機能の
 センサーライトなどを利用します。

・周囲からの見通しを良くするために、侵入者が身を隠せないように庭木の手入れも大切で
 泥棒が隠れられる死角になる場所を作らない。

・見通しの悪い場所には防犯カメラを設置するのも効果的です。

・2階からの侵入の足場になりやすい物置や室外機は建物から離すなどしておきます。

・塀や策も足がかりになりやすいので、見通しが良く乗り越えにくく、なおかつ上方への
 足場にならないものにします。

・生垣にはトゲのある低木が効果的です。

・バルコニー下などにある移動可能なものは撤去し、死角にならない位置に動かしておきます。

・窓に防犯設備(窓ガラス用防犯フィルムを貼る・ガラスセンサーを付ける・クレセント錠とできるだけ
 離した場所に補助錠を付ける)

などの対策をおすすめします。

視線を遮るためには

2015年7月17日

雨台風が過ぎ去りホッと一息。かと思っていたら、今日も昨日と同じで
台風の影響で雨降りでした・・・

夏に窓を開けて風を通したいとき、昼間なら外より室内の方が暗いので
レースカーテン程度で外部からの視線を遮ることができます。

注意したいのは夜間です。
例えば夏の夜に室内で明かりを付けると、昼間は視線を防いでくれたレースカーテンやすだれでは
外から室内が見えてしまいます。
そんな時に役立つのがルーバー雨戸です。
一般的にルーバーが動かない雨戸は、通常ルーバーが下向きになっています。
でも、ルーバー調整雨戸であれば、外部からの視線をルーバーの羽根の角度を変えることで
遮ることができます。
例えば、歩行者が窓のすぐ近くを通る密集した住宅地の場合は、視線が見上げになるので
下半分のガラリ角度が変えられるタイプが便利です。

暑さ対策には建物を冷やす!

2015年7月16日


台風の影響で朝から大雨が降ったり止んだりの一日です

断熱性、遮熱性に優れた住宅では夏の夜間にエアコン等に依存しない
あるいは、エアコンへの依存度を低くする住宅が可能になります
それは、比較的冷涼な外気を積極的に室内に取入れて建物本体に畜冷させ
日中は開口部を閉めて気温の高い外気を遮断し
建物がその放冷によって涼しさを保てるからです

一般の戸建て住宅は蓄熱容量が小さいので大きくする為の工夫が必要です

①木造住宅でも空気取り入れ口付近に土間を設けたり

②内装材に蓄熱性の高い材料を使い、例えば厚めの石膏ボードを用いるなどにより
  蓄熱性を高めることが出来ます

③上記と合わせて更に、夜間通風による冷房負荷削減を積極的に行う際には
  開口部に夜間開放できる防犯性を持たせること

④日中の冷房負荷を抑える日射遮蔽技術、断熱技術を組み合わせること

⑤低層部から上層部へと空気が流れる経路を設けること

          などの配慮が必要です

小リフレッシュ

2015年7月15日


今日は猛暑から少しでも逃れようと早朝から大山へ登山に行きました
伊勢原の日向薬師の登山口から登り始め3時間程度で頂上に着き
360度のパノラマを見る事が出来ました

天気は快晴に近く、関東平野から房総半島、東京湾、三浦半島から相模湾
伊豆半島までクッキリと見渡すことができました

冬の時期しか快晴の天気にあたったことがなかったので
夏の時期に樹木の緑が美しい景色を見たのは初めてで再度登りたくなりました

さて午後からは新築やリフォームの作業が行われているので
一息入れてから現場へ向かいました
暑さで少し疲れ気味の職人さんもいて無理をしないように話しかけると
「大丈夫!」との返事が返ってきて心強くなります

事故、病気にはくれぐれも注意して
これからも元気に仕事を続けて欲しいものです

床断熱?基礎断熱?

2015年7月13日

朝から急に暑くなり猛暑日です。
少し動いたくらいで汗がダラダラ出てきた一日です。

床断熱とするか? 基礎断熱とするか?
そこで住宅の床下空間について書いてみます。

床下空間は、特に竣工直後から2年間程度は基礎コンクリートなどの保有水分が発散し
高湿度になりがちです。
さらに、床下空間は布基礎で仕切られており、直上の部屋の温度性状の影響を受け
住宅北側の洗面所や廊下などの低温部分の床下で結露が発生する場合があります。
床下断熱の場合は床下換気口を設けることにより、床下空間は外気と地盤温度の影響を
強く受ける為、住宅の床下を部分的に暖房した場合は、床下空間で温度ムラが生じます。
特に竣工初期から1~2年程は表面結露が生じる場合があります。

例えば、敷地が周りの土地に比べて低い・地下水位が高い・床の土壌面が敷地よりも低い
水田や湿地帯を造成した土地の場合、地盤の含水量が高くなりがちになり、床断熱として
床下換気を確保した方が良いのです。
一方、床下空間の高さが足りない植栽などで基礎の通気口からの通風が妨げられている
住宅密集地で、隣家間隔が小さい場合は床下換気量が十分確保できない場合がある為
基礎断熱工法が適していると言えます。

ページの先頭へ

お問合せ・資料請求