これからの住空間

2015年8月8日

一昨日、昨日で西穂高岳登山に行ってきました。
天候は快晴で、昨日の早朝から麓の山荘を出て登りはじめ
朝8時半頃、私と息子・娘2人の合計4人で登頂することができました。

さて、「団塊の世代」が70歳を迎える2020年頃には、4人に1人が65歳以上となり
支援や介護のための労働力や財源の確保が大きな問題として立ちはだかります。
解決のためには、平均寿命ではなく健康寿命を延ばし人の手を借りることなく
健康で長生きすることが重要です。

健康寿命を延ばすために重要なことの一つが、住宅の室内環境です。

日本の住宅は吉田兼好による
「家のつくりは夏をむねとすべし 冬はいかなるとことにも住まわる」
にならい、寒い冬は暖を取れば何とかしのげますが、夏は風が部屋を通り抜けるような
構造でなければならないとされてきました。
確かに日本特有の高温多湿の気候の下 「夏をむねとすべし」 は一部合理的な考えですが
文化が進歩した現代においては、四季を通じ快適な住空間が必要だと思います。


記念の一枚です
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断熱と健康

2015年8月5日


暑い暑いも挨拶がわりになってきました

昨日の続きですが
建物の断熱性能が健康状態。特に循環器系の疾患の発症に関係があることが
最近の調査で分かりつつあります

この断熱性能と健康の関連性について聞いたところ
「内容まで理解している」と回答した人は全体で約3割で
「聞いたことがある」まで含めると約8割の方が認知していたということです

世代別で見てみると50代では37.6%の人が「内容まで理解している」と回答し
最も認知度が高く、次いで40代が高かったそうです
健康に影響が出やすい60代では低く25.6%でした

断熱性能へのこだわりでは、60代は省エネルギー基準を超えるレベルを
求める人が多く、調査結果の認知が進めば、断熱、省エネルギー住宅の割合も
一段と高まるようになると思います

楽天リサーチ

2015年8月4日


相変わらず猛暑が続いていますが、昨日一昨日より湿度が低いせいか
幾分楽な感じはありました

2015年7月18日から21日にインターネットを使って調査した結果
(対象は2017年3月末迄に新築で注文住宅を検討している全国の既婚男女487人調査会社楽天リサーチ)
住宅に関わる項目ごとにどのくらい重視するかを聞いたところ
「かなり重視する」との回答が最も多かったのは
「使いやすさ、住み心地」(75.8%)だった
「基本性能」は2番目に重視するとした人が多く68.8%の人が「かなり重視する」と回答し
3番目の「内部のデザイン」(47.8%)
4番目の「外観のデザイン」(41.5%)と大きく水をあけての2番手でした
一般的に生活者に関心を持たれ、分かりやすいという理由で見学会のチラシなどでは
見た目の良さに重点を置かれることが多いが
基本性能についても分かりやすく伝えることでプラスの評価を受けられる
ということを示した結果になったようです

地域型グリーン化事業について

2015年8月3日

さすがに毎日の猛暑にはうんざりしていますが、気合いを入れて乗り切りたいと思います。

地域型住宅グリーン化事業が進んでいます。
今年も1棟あたりの補助金の額は、建築物の種別に応じて限度額が設定されており

・長期優良住宅および認定低炭素住宅では100万円まで
・ゼロエネルギー住宅では165万円まで
・低炭素建築物では1㎡あたり1万円まで

いずれも工事費の1割が対象となります。
さらに、土台・柱・梁・桁の材積の50%以上に地域材を使用する場合
20万円を上限にグループごとに割り当てられた補助金額が加算されます。
地域材とは、神奈川県の場合は主に丹沢・津久井の木材で、厚木の七沢の市川屋材木さんが
取り扱っており、認定制度のほか合法木材証明制度など適切な森林管理や伐採
一定の加工方法などを証明する制度で認証されていることが必要です。

また、グリーン化事業による補助は省エネポイントと併用することはできないので
注意が必要です。

2020年に向けて

2015年8月1日


猛烈な暑さの連続です
現場の職人さんも少し疲れ気味に見えますが
畑の雑草は夏バテどころか一層元気です

さて省エネルギー化推進は現在、住宅分野の政策的な課題で
大きな役割を占めていて、そのため国では経済産業省、国土交通省が
住宅のゼロエネルギー化を推進する取り組みを強化しています

経産省では2020年までにハウスメーカー、工務店などが建てる新築住宅の半分以上は
ゼロエネルギー住宅、若しくはゼロエネルギー住宅に準ずる性能を持つ住宅に
するためのロードマップを策定。

一方、国土交通省は中小工務店向けの支援という方向性を強めていく方針。
2020年までに省エネルギー基準への適合義務化が予定されていますが
いまだに省エネルギー基準がままならない事業者も一部にいます

こうした事業者をグループの中に入れることで
単独では難しい技術の習得を地域の仲間が
協業してサポートする支援事業 「地域型住宅グリーン化事業」が
今年度から始まり、地域型の高度な住宅を建設技術を
地域内の住宅関連事業者グループで進めるという内容の事業です

いずれにしろ、ゼロエネルギー住宅は
国や地方などを問わず大きな流れになっていくと思います
2020年に向け施策的にも大きな風が吹く分野なので目が離せないし
しっかり対応出来る体制作りが大切だと思います


職人技術の見直し

2015年7月31日

現場は、どこへ行っても汗だくで働く諸君に世界です。
私も確認・確認でチェックをしていても汗がダラダラ出てきます。
炎天下での作業は大型の扇風機と氷水があればいい方です。
こまめな水分補給と休憩が大切です。
夏休みまであと少しの辛抱です。

さて日本列島に住む以上は自然災害、特に地震による建物の損傷は避けて通れない事です。
強くする・耐久性を高めるのも一つの方向ですが、いざ被害を受ける際に
回復可能であることも重要な技術条件です。

「壊して刷新」という選択肢が、経済性さらには地域文化やコミュニティーの継続性の観点から
現時点ではなくなってきているなか、これらは大変重要な技術テーマともいえると思います。
そこにおいては、かつて普通にあった伝統的な日本の職人技術を見直して、
人間の手でできる技術にも現代に対応できるものが数多くあると思います。

湿潤養生

2015年7月30日


今日も暑い一日でした

現場では基礎配筋、水道工事の給排水給湯工事の逃げ配管を終えて
午前10時半頃に配筋検査完了
それから生コンクリート打設前に清掃、水洗いを完了
何もしないで現場を確認しているだけでも汗がダラダラ出てきます
職人も指摘した所を入念に手を入れてくれる
1時間程、一息入れてから生コンの打ち込みを始めるが
空模様が曇りになってきてひと安心

夏のカンカン照りの時の生コン打ちは養生が大変になります
打設開始から1時間少しで終了です

これから夕方までコンクリートの水分が上がってきたのを見計らって
3回程金ゴテでコンクリートの表面をならしていき
完全に水分が上がってこなくなってから水で湿潤養生を施し今日の作業は終了です

私も一度事務所へ帰ってから再度湿潤養生に出かけます

夏場の湿潤養生作業は躯体にしっかり現われるわけではありませんが重要な事なのです
不足すると耐久性が低下したり、コンクリートの中性化を早めたりする場合が稀にあり
気がかりになる時期です

続・LED照明器具

2015年7月29日

午後から県庁に行く用事があり出掛けました。
外気は熱く感じましたが、県庁の正門から入った途端に涼しく感じました。
廊下の通路からさらにえれびーたー内・トイレに至るまでしっかり空調が
管理されているのがわかります。
建物は古いのですが、室内環境は素晴らしさを感じました。

さて、昨日の続きでLEDについてもう少し書きます。
照明の性能は、光の量・明るさ(ルーメン)と色温度(ケルビン)色味演色性、見やすさ(Ra)の
3つで表されます。
LED製品が市場に登場し始めた1996年前後、その光はまだ弱く色味も悪く
演色性も低く光が弱く感じられました。
要因としてはLEDの光の直進性にあったそうです。
光が横に広がらないので、天井や部屋の隅まで回らず部屋全体が
暗い印象になってしまいがちだったそうです。

現在では各メーカーの工夫により器具を調整して光を反射させたり、屈折させることで
さまざまな方向に光が届くように改良されています。
そのため、十分な明るさが保たれLDKが広い部屋でも快適に過ごせるようになりました。
また、LEDの登場で初めて可能になったのが調色機能です。
従来の白熱灯や蛍光灯では、使いたい色味を先に選んでおく必要があったのに対し
LEDは1つの器具で色味を変化させることができるようになりました。

LED照明器具

2015年7月28日


夏場は早起きがいいです
猛暑になる前に現場を回りを終えて事務所に帰ります

ところで、住宅用の照明として広く使用されるようになったLEDは半導体の一種です
LEDが急激に普及した背景には、東日本大震災に伴う原発事故を経て
社会全体で高まった省エネ意識が指摘できます

まず、LED電球が急速に普及しそれを追うように他の照明器具も広がっていきました
いまでは新しく発売される照明のほとんどがLEDとなっています
LED照明の魅力はなんといっても消費電力量の少なさと長い耐久性にあり
各メーカーの開発努力によりエネルギー効率が年々向上しています

また、エネルギー効率だけでなく明るさや光の色味、見やすさなどの
技術も日々進化している様子が分かります
1993年青色LEDが実用化されて黄色に青色の光を足すことで
白色の光をつくり出すことが可能になり
1996年頃白色LEDの実用化に成功してからは蛍光灯の代わりに明るく色味も美しく
演色性の高い綺麗な照明として登場してきました

その後もさまざまな改良が重ねられ
2010年頃から多くのメーカーからLED照明が発売され広く普及してきました


断熱性能と日射遮蔽性能

2015年7月27日

事務所に7:30に着いたら、室内の温度計が軽く30℃を超えています!
連日の猛暑に気合を入れて現場へ向かいます。

さて、断熱性能を強化した住宅は高断熱化により排熱が少なくなります。
いわゆる「熱籠り現象」によって暑くなる。という話を耳にすることがあります。
例えば、日射遮蔽性能は同じで、断熱性能だけを向上させたときの冷房負荷は
断熱性能が高いほど大きくなります。

断熱性能とともに日射遮蔽性能も向上させた場合の冷房負荷は、
両方の性能を向上させるほど大きく減少します。

暖房期では断熱性能を強化することが省エネで暖かい住宅をつくるのに最も有効になります。
冷房期ではそれに加えて日射遮蔽性能を向上させることで
暑い夏も省エネで涼しい住宅とすることが可能になります。

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