リフォームについて

2015年6月28日

日曜日の朝は静かでホッと一息つける時間があります。

最近リフォームの仕事が増えています。

耐震リフォームはお客様のニーズや予算に応じて3段階に分けられます。
①リフォームなしの耐震補強
②全体的な耐震リフォーム
③限定的な耐震リフォーム

耐震リフォームでは主に次の6点について施工します。
①壁の補強(構造用合板や筋交などの耐力要素をバランスよく増設)
②接合部の補強(花棚・柱頭の接合部、筋交接合部、柱梁接合部など)
③水平構造面の補強(屋根・床の強度、剛性の向上)
④基礎補強(ひび割れ補強、曲げ及びせん断強度の向上)
⑤劣化改善(腐朽、蟻害部材の交換・改善)
⑥軽量化(屋根の葺き替え、外壁の塗り替え)
この6点です。

これらは、出来るだけまんべんなく施工したいところですが、特に①の壁の補強は
倒壊しない建物にする上で最も重要な要素になるので、最優先で施工したい場所です。

最適な庇

2015年6月26日

朝から一日中雨模様でした。
東北地方もようやく梅雨入りしたすです。

雨が少し降った時でも庇があると助かります。
庇は雨対策・建物の劣化対策・防熱対策などの面から重要な建築的要素です。
これらの機能を発揮するには、できるだけ庇を深くすることが望まれますが
深くしすぎると採光量が低下し、室内は暗くなってしまいます。
また、冬季には日射取得が少なくなり、日射取得熱による暖房エネルギーの削減効果が
低下してしまいます。
これらに対しては、必要に応じで庇の出を可変できれば良いのですが、
台風などが多いわが国では容易にできません。
例えば、窓から室内に侵入する日射熱は庇を深くして遮蔽効果を高め
冬は低高度の日射を室内に取入れる。
これが省エネルギーや室内温熱官許の観点からみた場合の最適な庇の使い方です。

内部発生熱

2015年6月24日


久しぶりの真夏日になり少し動くと汗ばみます
解体工事、水道工事等の現場作業は汗まみれ、泥まみれになりながらの作業です
少しくらいの暑さで音(ね)をあげていたら仕事になりません
夏はこれからが本番です。身体にはくれぐれも気をつけて頂きたいと思います

ところで、夏の室温を上昇させる熱はどこから来るのか?

まず、一番大きいのは窓から侵入する日射熱です
これに対しては窓の庇やブラインド、植栽、レースカーテンを構枯れ木に設置して
日射熱を極力入らないようにします

次に大きいのは日射により高温になった屋根や外壁から侵入してくる熱です
これに対してはそれぞれの部分を高断熱化をして熱の侵入を低減させます
また、室内側では日射熱に加え人体発熱や家電などから発生する
内部発生熱にたいしても住空間全体に拡散することなく
なるべく発生した場所から通風や換気装置により速やかに排出することが大切です

特に内部発生熱の処理については、ただ単純に開口部を設ければよいとか
換気装置を設置すればよいというわけではなく
日射遮蔽と通風、排熱に留意した窓の設置
そして通風を妨げない平面及び空間計画とすることが大切なことです。

玄関ドアは家の顔

2015年6月23日


雨が降らない一日でした
昨日、夏至でしたが今日もまだ日中が長く助かる事が多いです
例えば家庭菜園をやっていれば早朝や夕方に草取りや収穫が楽々できます
小さな田舎暮らしを楽しむ事ができます

さてマンガのサザエさんの家は
昭和の初め頃に建った東京郊外の典型的な住宅でほぼ30坪程の広さと想像できます
この家の玄関の戸はガラス入りの引き違い戸で、今では懐かしい方式です
以前はどこでも見られたそうです
当初の木星のものの具合が悪くなるとほとんどがアルミ製に替えられて
開閉する時の木の感触は得られなくなりました
そして新しい家の大半は開き戸の玄関ドアを取り付けるようになり
人の家を訪ねた時の記憶には玄関ドアがどんな感じだったかということが
案外はっきりと残っている場合が多かったように思います

ドアの表情にはそこに住む人の好みや性格が現われているようで
ある程度のサイン効果があります
同じような家が並んだ街並みでもドアだけは
各戸が違ったデザインとしているものが少なくないのは
やはり、自分の家らしさを表そうとしているのだと思います

これからは、どんなデザイン性省エネ性のドアが出てくるのか
又、独自で作成するのか創造するだけで楽しくなります

涼しい家にするには?

2015年6月22日

事務所の下のツバメの巣から、大きくなったヒナが顔を出して親ツバメの帰りを待ち焦がれています

断熱・遮熱性に優れた住宅では、夏の夜間に比較的冷涼な外気を積極的に室内に取入れ
建物本体に蓄冷させ、日中は開口部を閉めて気温の高い外気を遮断し、建物本体からの
放冷によって涼しさを保つことで(ナイトバージ)エアコン等に依存しない、あるいはエアコン等への
依存度を低くする住宅が可能になります。

鉄筋コンクリート構造のビル建築では実施例があるそうですが、一般の戸建住宅は蓄熱(蓄冷)
容量が小さいことが課題となっています。
その為、木造住宅でも空気取入れ口付近に土間を設けたり、内装材に蓄熱(蓄冷)性の高い
材料である、集めのボードを用いるなどによって蓄熱(蓄冷)性を高める工夫が必要になります。
さらに、夜間通風による冷房負荷削減を行う際には、開口部を開放できるように
開口部に防犯性を持たせることが大切です。

日中の冷房負荷を抑えるには、日射遮蔽技術・断熱技術と組み合わせること。
低層部から上層部へと空気が流れる経路を設ける等の配慮が必要になります。
また、ナイトパージは夜間の外気温度に依存するため、効果が日々異なるなど
その効果は変動しますので、注意が必要です。


防災グッズ

2015年6月21日


気温は上がらないが湿度が55%。空は梅雨空です
さて急な災害いざという時の備えの対策を書いてみます

ここのところ地震や火山の噴火、集中豪雨などの自然災害が日本各地で発生しています
防災に対する関心も高まっていますが
いざという時に必要な物はあらかじめ準備しておきたいものです

まず、忘れてはならないのが、懐中電灯や発光ダイオード(LED)ランタンなどの「明かり」です
夜間に避難する際にも自分の存在を知らせて助けを求める際にも重要な役割を果たします

現在市販されている中で注目は電池サイズを選ばずに使えるタイプや
明かりの強弱を切り替えられ、より長時間使えるもの
防水設計のライトなら雨の中でも使えて便利です
また、首から下げたり頭に固定できるものなら両手が自由に使えて移動や作業時にも便利です

それから最新の情報を得るためにもラジオが1台あると良いです
防災用には充電機能がついたり、携帯電話にも充電できるものがあり
LEDライトやサイレン機能付きも役に立つと思います

以上の防災グッズは日常生活でも使えるケースが多く
日頃から使いこなしておくことも大事かと思います
もしもの時に困らないように乾電池のストックは忘れないようにしたいものです

いずれにしても自然災害が起きないことを祈るばかりです

台風に備えて

2015年6月19日

一日中雨がパラつき梅雨らしい一日でした。

風水害が起きる時期として、梅雨明けのときと台風のときに集中しています。
風水害はある程度予測できるので、万一に備えて十分な対策を取り、
被害を最小限に抑えたいものです。

台風が近づいたら・・・
まず、雨戸やシャッターを閉めます。テレビアンテナ、庭木の中でも折れそうな枝。
植木鉢や子供のおもちゃなど、風で飛ばされるようなものは片付けておき
屋外コンセントなどは雨水が入らないか点検します。

台風の襲来時には・・・
強風のときに不用意にドアを開けないようにすること。
窓ガラスが割れたら、合板か段ボールを窓枠にガムテープなどで固定します。
タオルや雑巾を用意し雨が室内に入ったときに備えます。

台風が去ったら・・・
風通しを良くし、濡れた場所や物を早めに乾かして、屋根・外壁・雨どい・排水経路などを点検をして
損傷やつまりが無いか確認します。

また、洪水注意報がでた場合・・・
生活用品を2階へ運び上げ、浄化槽があれば水をかぶりそうな配線は電源を切り
浸水時は水道が使用できなくなる場合もあるので、飲料水などを確保しておくと安心です。

今年は昨年9月10日のような洪水が発生しない事を祈るばかりです。

小屋裏換気口

2015年6月18日


3時頃には一時的に猛烈な雨が降りました
外は涼しくて過ごしやすい一日でした

夏場の屋根面は70℃以上になることもあります
天井断熱の場合には、日射による熱が直接、屋根の裏に貼られている板に伝わり
その放射熱で小屋裏空間の気温が上昇します
たとえ断熱材が天井裏に敷き詰められていても室内側の温度に影響を与えかねません
その為小屋裏空間に熱が溜まらないように熱を逃がす換気口の設置が大事です

屋根断熱の場合は、通気層を確保し湿気が溜まらないようにすることも重要です
小屋裏には室内から侵入してきた水蒸気のほか屋根を支えている材木等が含む水分
万が一の漏水などさまざまな理由で湿気が滞留しやすいところです

これらは結露の原因となり屋根を支えている材木等を腐らせることもあります
木造住宅の長寿命化は構造部材を乾燥状態に保つことが大前提です
その為に換気口を設けて湿気を逃がし
小屋裏を外気温に近づけることで結露を防止することになります

建築基準法は小屋裏換気について特に規制を設けてはいませんが
品確法をはじめ長期優良住宅では構造躯体の劣化対策として
小屋裏換気の設置が必要になっています
結露対策、2階の温度上昇対策として小屋裏換気は家を守る上で
設計施工上大切な分野です

火をコントロールする

2015年6月16日


雨は降らなくてはっきりしない空模様が一日中続きました

木造住宅の火事ではよく
「火の回りが早かった」という言葉を聞きます
コンロの火や天ぷら油の過熱、寝たばこ、線香などが出火元となって住宅火災は起きますが
出火後すぐに出火元周辺の可燃物や壁、天井の内装仕上げ材に燃え広がり
10分前後で建物全体の火災にまで進展することもあります

物が燃える際には、酸素と可燃物と出火元の3つが必要ですが
木造住宅には常に酸素と可燃物が存在しています
木造の可燃物としては
①家具や書籍、内装仕上げ材などの収納可燃物と
柱や梁、床板などの
②構造躯体可燃物
の2種類があります(燃え草といいます)
木造住宅の場合、大量に存在する2つの燃え草が同時に激しく燃えないようにすることが重要です

具体的には、①の収納可燃物が燃えてから、時間差で②の構造躯体が燃えるように
燃え方をコントロールすることで家事に強い木造住宅をつくることができます

現在、木造住宅では2階建ての場合には省令準耐火建築物
3階建てには準耐火建築物にして火災に強い住宅になっていています
保険料も一般住宅の火災保険の半額になっています
また、木材に十分な太さや厚さがあれば部材内部までは火がなかなか進みません
たとえば、24cmの角の大黒柱が30分間の火災にあったとしても1.8cmほどしか燃えません
燃え残った部分が構造的に問題ない性能をもっていれば建物の崩壊は起こらないし
木材も太く厚く使うことで火災に耐える性能を与える事が可能です


熱のお話

2015年6月14日

昨日、今日と雨は降らないものの湿度が高い一日でした。

これからの夏の暑さ対策、遮熱について考えてみます。

熱は温度差があると移動し、移動のかたちには
  「伝導」  「対流」  「放射」 の3種類です。
「伝導」は固体内の熱移動のことで、建物の外壁・屋根での熱移動は「伝導」になります。
断熱材が効果を発揮します。

建物の外壁・屋根は内側・外側ともに空気と接していますが、空気から建物外部に熱を伝えるのが
「対流」になります。風速が大きいほどた「対流」伝熱は促進されます。

そして「放射」は温度差がある物体間での熱移動のことです。

断熱は「固体内での伝導を妨げること」で、遮熱は主に「放射による伝熱を妨げる」ことです。
具体的には「日射によって建物の外壁・屋根などが高温になることを防ぐこと」です。
建物の表面が高温になると、室内との温度差に比例して熱が侵入しますが、
このときは固体内での「伝熱」を防げる「断熱」が主役となり、「日射」にとっては
「断熱」が第一関門、「断熱」が第二関門で、「遮熱」が弱くても「断熱」が強ければ
結果的に日射熱は室内に侵入しないことになります。
「遮熱」が強ければ「断熱」が多少弱くても結果は同じ事です。

「遮熱」という考え方は、省エネ基準レベルではあまり触れられていませんでした。
実際、現在施工している建物には遮熱となる通気層が設けられていますが、
これからは手軽に施工でき、性能の高い建材施工法が出てくると思います。

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