雨漏れを防ぐ 防水工事

2017年10月30日

先週の台風21号・今回の22号と続いた台風。
10月の終わりになって、毎週のような台風来襲・・・
休日は季節の紅葉を見に行くことも出来ません。

家の近くで安全に過ごすのが得策かもしれませんネ


ところで、
台風といえば、雨漏れ事故がつきものです。

多いのが、バルコニーやパラペット回りの雨漏りです。

バルコニー等の床の防水層の破断は、雨水侵入に直結します。

それを防ぐには、防水層の破断メカニズムを知ることが重要なポイントになります。

例えば、FRP防水の工法は、防水層を下地に完全に密着させる「密着工法」と、
防水層を下地に密着させない「絶縁工法」に大別されます。

密着工法は、短工期・低コストであるうえに重歩行も可能だが、
下地に含まれる水分の影響を受けやすい。

絶縁工法は、下地の影響を受けにくい反面、
強度は密着工法よりも小さく、重歩行に耐えられない。

一般にFRP防水層が突破されて雨水が侵入する場合には
1)防水層の防水性能に問題があった
2)防水層の強度が不足していた
3)防水層の下地に問題があった
以上の3つの原因が考えられます。

何が原因なのかは、防水層を剥がしてみないと分かりません。

FRP防水のポイントとして
防水層のひび割れを防ぐには、下地木材の不陸をならし
防水層に加わる力を減らすことが重要です。

防水工事の用途に応じ、長所・短所を理解して施工することが大切な事です。

今後も雨漏れ対策には、特に万全を期して行きたいと思います。

家に潜む高齢者への危険

2017年10月22日


衆議院選挙と台風21号が重なって大変な一日になりました
大雨のときは大方事務所で雑用を片付けながら休み明けの予定を組み立てます
台風が通過した後は秋空が期待できそうです
ただ、この台風で紅葉がダメにならないといいですね

ところで、高齢者には住宅内のあらゆる場所が危険だということが
東京都の調査で浮き彫りになりました
調査によると事故や「ヒヤリ」・「ハッと」の経験があると回答した人は3000人のうち1808人と60.3%に達し
このうち、1214人については具体的な事故などに及んでいました

事故や「ヒヤリ」・「ハッと」が発生した場所として最も多かったのは
「リビング居間」の34.2%、これに「自宅の玄関、階段、廊下」が33.4%で次いでいます
「台所、ダイニング」は30.5%、「風呂、脱衣所、洗面所、トイレ」は29.9%です
なかでも転倒が事故や「ヒヤリ」・「ハッと」の理由の大半を占めていたそうです

「台所、ダイニング」以外の全ての場所で転倒は事故や「ヒヤリ」・「ハッと」を招いた最多の事例となっています

転倒は「階段を降りる時に最後の1段を踏み外し尻もちをついて腰を痛めた」
といった大きな段差を原因としたケースだけではなく
「リビングに敷いたカーペットにつまづいて転んで手首を骨折」
「電気カーペットのコードに足を引っ掛けて転倒した」といったわずかな段差でも事故を招いています

ほかの場所に比べて転倒の割合が少なかった「台所、ダイニング」での
事故や「ヒヤリ」・「ハッと」事例では、ガスレンジなどの調理器具による
「火傷」の割合が最も多く、火の「消し忘れ」がこれに続いたようです
火傷は、台所以外にも「リビング、居間」や「寝室、ベッド、寝具など」でも起きていて
アンカを付けたまま寝て、低温火傷に至った事例や背中に入れていた
湯たんぽが破れて背中を熱湯で火傷した事例が明らかになっています

これから寒い冬が近づいてきます
家の中での危険な場所を少しでも整理して安全にくらしたいものです


高齢者に配慮した設計

2017年10月15日


秋雨の晴れ間もなく、外に出るのが億劫な日が続いています
7月から足のリハビリのつもりで行った山登りを反省したり
これから行く予定を考えたりと・・・
こういう日には落ち着いて考えられます
順調に回復していると思っていて少し厳しいコースを選びました
いつもより長い間、足の筋肉痛が抜けなくて・・・
山登りは無理は禁物だと良く分かりました

ところで、誰でも歳をとるものです
高齢者の本当の気持ちは、自分が老いてみてようやく理解できるものかもしれません
しかしそれまで待っていられないという場合は
可能な限りその人の立場になって考えることになります
人によって弱ってくるところはマチマチです
それを的確に見極めて部屋を設計したいものです

水廻りに関して考えてみると高齢化すればトイレが近くなり
動きも鈍くなるから部屋から近い方が良いし、バスルームにしても近い方が良い
階段の上り下がりが辛いようなら水廻りと高齢者の部屋をまとめて配置するなど
1階を生活の拠点に出来るような配慮をしたいものです

通常は浴室や洗面トイレは玄関横の近くからアプローチしますが
高齢者室側からも直接出入りできるようにしたら
夜中に目を覚ますことが多い高齢者のためには移動の危険性を考えた時に
配慮を忘れないようにしたいし
今後、高齢者人口の比率が年々高まっていきますが
3世帯同居住宅等に取り入れたいものです

伝導過熱による火災

2017年10月9日

今日は朝から さわやかな一日でした。
雨戸を開ける時、少しヒヤっとしますが、
それが何とも今では一番の目覚めとなっています。
連休の日の昨日は、丹沢に日帰りで娘と一緒に出掛けてきました。
桧ボラ丸の頂上は、少し色づいていたものの、紅葉はまだまだでした。

ところで、
築地場外市場の7店舗が8月3日に全焼した火災で
原因を調べた結果、全焼したラーメン店が火元の見方が強いということです。

同店の厨房の壁は、木製の下地材をステンレスの仕上げ材で覆っていて
ガスコンロの熱がステンレスの裏側に伝わって下地材が炭化して、
蓄積した熱によって炭化した木材が突然発火する「伝導過熱」が原因だとみられています。

伝導過熱が起こりそうな状況は、目視での確認は難しい。

下地の木材が仕上げ材で隠れているので、炭化した木材を発見できません。
ただし、炭化が進むと焦げ臭くなるということです。

今回の火災でも、全焼した調理器具販売店の女性店員が
「閉店する午後3時半頃に焦げ臭い匂いがした」と説明しているということです。

また、一般的な木材では、
外部の火が燃え移る引火温度は250℃前後だそうで、
外部の火がなくても燃え出す発火温度は450℃前後で、
蓄熱伝導による木材の発火温度は、
外部の火が燃え移る場合よりもはるかに高いものの、
長時間かけて蓄熱され、発火温度に達する場合もあるそうです。

そのメカニズムは
まずは長期間の加熱で、木材に含まれる水分が蒸発。
木材内部に空隙ができる。
そこに空気がたまり蓄熱性が高まるということです。

金属板の裏側にある下地の木材と、ガスコンロの距離が近い状況では
蓄熱が進行し、発火点を超えることがあるということです。

キッチンのリフォームの場合は、特に注意をして
既存の壁の中も確実に点検をして、壁・天井を防火対応にしてから
仕上に入りたい場所ですね


(一部、日経ホームビルダーより)

災害時の下水処理

2017年9月30日


朝、雨戸を開けると少しひんやりと感じられるようになりました
秋の深まりを感じさせられます
テレビを見ているて綺麗な紅葉の画面が出てくると
今年はどこの紅葉を見に行こうかと思いを巡らせます
台風が通過しなかった所がいいかと思います
紅葉の時期、天気を見計らって西丹沢のユーシン渓谷にでも
11月初旬~10日頃出かけようかと計画しています

ところで、住宅新築時に生活排水処理槽を埋設しておき
震災時に公共下水道から切り替えて使用する仕組みは
自治体から事前の許可を受ければ下水道法に違反しません

経済産業省は8月4日、災害時に使える生活排水処理槽を備えた住宅に対して
下水道法上で曖昧だった法の解釈を明確にしました
これを受けて今後は生活排水処理槽を備えた災害対応の住宅が建てやすくなります

災害時にも住み続けられる住宅を目指す住宅会社にとっては朗報です

新築時に災害時用の生活排水処理槽を埋設
通常は雨水貯留槽として使用するが震災時には公共下水道から切り替えて使う仕様です
住宅からの排水をフレキシブル管で公共下水道に接続しておき
災害時にはフレキシブル管を処理槽につなぎ直す仕組みです

敷地にゆとりがあれば設置しておきたいと思いますが
具体的な許可内容については市町村の公共下水道管理者の判断に委ねられています

災害時に下水処理の対応を可能にする住宅を建てたい場合は
公共下水道管理者に確認しておきたいものです
(一部日経ホームビルダーより)

間取りへの不満

2017年9月23日

朝のうちに雨が上がり、秋らしい涼しさを感じながら
お墓参りに行ってきました
久しぶりに会った甥っ子夫婦もすっかり良い年の中年になり
元気そうで一安心でした

ところで、日本の間取り協会が2017年6月から7月にかけて実施したアンケート
「新築当時に戻れるとしたら、間取りをやり直したい」と
戸建ての注文住宅に暮らしているお施主様の95.3%が回答したそうです

「間取りに不満を抱いている。しかし、不満はあっても自分で注文したから仕方がないと諦め
住宅会社に不満を言わないお客様がほとんど」だそうです

アンケートでは間取りに不満がある箇所や項目も訪ねた結果
不満がある箇所として最も多かったのが「駐車場」で
73.4%が不満を訴えたそうです

その理由としては
「玄関から離れていて不便」「狭くて車を出し入れしにくい」
「屋根を設置しておきたかった」という意見が
それぞれ複数のお施主様から上がっていたそうです

2番目に多い間取りの不満箇所は「玄関」で71.9%で玄関に対しては
「収納不足」という声が最も多く寄せられ、このほか
「暗い」「風通しが悪い」「寒い」
「玄関の横に洗面、浴室、トイレを設けているので、玄関にお客様がいる時困る」といった不満

駐車場と玄関を近くにするのは基本的なことですが・・・
そうなっていない住宅が多いのでしょうか?

駐車場、玄関の位置関係は設計するにあたって最初の段階で決めるのが一般的です
プランを作成するときに様々な条件があります
建物を造る敷地に対し最適なプランで諸条件を満たすことは容易ではありませんが
お客様の期待に添えるように全力投球させて頂きます

福祉住環境の整備

2017年9月18日


敬老の日の今日、この辺りは台風一過の秋晴れ。
気持ちの良い一日でした。

午前中はお客様との打ち合わせ、
午後は畑の草刈り・耕し、とアッというまに一日が終わりました。


ところで、
朝の新聞では全国で90歳以上の年齢の方が206万人という事で、驚きでした!

最近の住宅はZEH・省エネ・耐震・災害の言葉のオンパレードです。
しかし、福祉住環境整備の共通基本技術として、
建物を設計施工する上で、忘れてはならないことがたくさんあります!

室内の出入口の段差の解消
屋外から建物までのアプローチの勾配は1/12~1/15として、
さらに道路との境界では、1.5m四方以上の水平面を設ける。

やむを得ず段差を残す場合の対応として、
アプローチの階段は蹴上げ110~160㎜、踏面300~330㎜として手摺りを設置すること。
高低差が大きく、スロープや階段での昇降が困難な場合は段差解消機などを用いる。

また、手摺は段差が少なくても必ず設置する。
取り付け高さは、使用者の大腿骨大転子の高さに合わせるのが原則です。
階段では段板の先端から測り、手すり上端まで750~800㎜を目安とする。
両側に設置するのが基本ですが、片側にしか設置できない時は
降りる際に利き手側にくるようにする。
直径は32~36㎜程度で樹脂被膜仕上げのものが望ましい。

また、階段踏み外し防止のため、段板の先端は他の部分と異なる色にする。
階段部分がよく見えるようにするために、補助照明として、足元灯の設置
建物の影と段差を見間違えるのを避けるため、照明の角度に注意し、
動線の明るさは均一にする・・・など、書いたらキリがありません。

今後もヒートショックの対応はもちろん、
高齢化社会に対応した家造りも、今まで以上に力を入れていきたいと思いますし
高齢者や障害者の方々の意見を最大限に尊重できる家造りを目指したいと思います。

身体が自由に動く時には、全く気がつかない困難さというものがあるものです。
それを予め想定した上で、家づくりを考えてみることも大切かもしれませんね!

新耐震基準制定から36年

2017年9月11日

7月から、日曜日など暇を見つけて大山に登っています

足腰の弱ったのを復帰させるのと、体力がついたら
一泊くらいの縦走をするのが目的です。

大山は、登山口まで30分程で行けるのでとても便利です。
登山口も、大山ケーブルカーの駅・日向薬師・不動尻・ヤビツ峠・蓑毛
と登山口は5ヶ所程あります。

今度、不動尻から登れば 全ての登山口から登ったことになります。

今月中に達成したいと思っています。

ところで、1981年の新耐震基準は、地震に対する建物の耐久性を示す基準です。
それ以後に建てられた住宅は、国の定めた基準をクリアした住宅であることは変わりません。

しかし、建物は建築された時から経年劣化が始まります。

新耐震基準が制定された1981年に建てられた木造住宅も
2017年では築36年が経過していることになり、基準をクリアしているとしても
何らかの劣化が生じて、補修が必要になっている可能性は高いと思います。

特に数十年の間に、何度かの地震を経験しており、見た目は変わらなくても
深刻な劣化が起きていることもあります。

新耐震基準をクリアしている物件であっても100%安全などという事はありません。
新耐震基準をクリアした住宅が熊本地震で崩壊した原因が、
柱と梁等の接合が不充分だったことも指摘されています。

現在の建物の耐震性能を客観的に確認するのが、新耐震性能検証法の目的です。

新耐震木造住宅検証法のきっかけとなった熊本地震において
1981年6月~2000年5月に建てられた木造建築物877棟のうち
76棟、8.7%が倒壊・崩壊。
筋交いや柱脚柱頭の接合の不十分な住宅も一部含まれていたことが
調査結果で明らかになっています。

日本は地震や台風が多い国です。
そのような災害のたびに、建築物が強化されて行けば
それに越したことはありませんね。

大地震でも修復して住み続けられる住宅

2017年9月4日


昨日の日曜日、日帰りで上高地に行ってきました。
20年振りに近くで見る梓川、大正池、河童橋、明神池、徳沢、帝国ホテルは
とても懐かしく感じられました。

天気もまあまあで、6時間程歩いても、汗ばむ程度で済む涼しさでした。
山の頂を見ながら、来年は再度 槍・穂高の頂上にと・・・
思いを馳せて帰路につきました。

IMG_0714_R.JPG

ところで、
これから「大地震でも修復して住み続けられる」ために
新築で目指すべき耐震性の目標として、
性能表示制度の「耐震等級3」が一つの目安になってきます。

「等級3」の住宅は、過去の振動台実験でも、
阪神淡路大震災で観測された、震度6強で倒壊しませんでした。
また、今回、観測史上最大級の揺れを観測した熊本地震でも
「等級3」で倒壊した住宅は一つも無かったとされています。

その耐震性は実証済みです。

幸い木造住宅は他の鉄筋コンクリート造や、鉄骨造と比べて
耐震性の強化は、それ程難しくなく施工可能です。

例えば、耐力壁に構造用合板を使う仕様であれば
9㎜厚構造用合板の釘間隔を現在の150㎜から75㎜に打ち増して
水平線断力が約1.8倍程度に向上することが分かっています。

この事を考えたら、多少のコストを追加して
「地震が来ても修復すれば使い続けられる住宅」を十分実現できます。

私も現実に取り組み、等級3にこだわり続け、7年程になります。
今後これに制震性能をプラスする予定です

現状では、公的に「等級3」が認められないとしても
実質的に性能を高め、余力を確保する事はできます。
基準法ギリギリではなく、余力を持って、耐力要素を入れることが
結果的に、将来の地震時の被害を小さくすることに繋がり
将来的に、安心・安全に住み続けられます。

また、この頃は北朝鮮のミサイルや核実験も頻繁にあるせいか
核シェルターのことを、お客様から問い合わせもあるので
そちらも調べています。

台風に備える

2017年8月28日


今日は涼しさを感じた朝でした。
暑さが戻って来るとは思いますが・・・
台風の襲来に備え、対策を講じておきたいものです。

1)日頃からの注意として
 a)屋根瓦にズレたり浮いたところが無いか点検する
 b)雨どいに、木の葉や泥などが詰っていないか点検する
 c)雨どいの接合部が外れていないか、また、金具の緩みを点検する
 d)排水溝は雨水が速やかに流れるか点検する
 e)雨戸のがたつきがないか点検する
 f)トランジスターラジオ、懐中電灯、非常食、水などの備えは大丈夫か確認する
 g)TVアンテナはしっかり固定されているか点検する

2)台風の来襲時には
 a)強風下で不用意にドアを開けないようにします (ドアが飛ばされたりする)
 b)窓ガラスが割れたら、合板等を窓枠にガムテープで固定する
 c)万が一の雨漏りに備え、タオル、雑布を用意する
   雨漏りは、その時に場所と風向きを覚えておくと、後で修理箇所を見付けやすくなる

3)台風が去ったら
 a)風通しを良くして、濡れた箇所や物を早めに乾かします
 b)屋根、外壁などの損傷を点検します
 c)雨どい、排水経路にものが詰ったりして支障が出ていないか点検します
 d)床下に浸水した場合は、消毒が必要です
 e)床上浸水したら、各室、各部分を清掃・乾燥させます

4)洪水注意報が出た場合
 床下収納庫の中身を出しておく
 浄化槽のモーターなど、水をかぶりそうな配線は電源を切ります
 浸水時は水道が使えなくなることもあるので、飲料水の確保をします

台風についての対策としては、もっとたくさんあると思いますが
『備えあれば憂い無し』
注意しておきたいものです。

ページの先頭へ

お問合せ・資料請求